シェアードミンクコート(Sheared Mink Coat)の仕上がり(3)

刈毛のアームホール縫い目の仕上げ前

今日は前回の当ブログ記事「シェアードミンクコート(Sheared Mink Coat)の仕上がり(1)」の続きで、アームホールを縫ったあとの袖山の縫い目の仕上げについて書いてみます。

そう言っても、たくさん書く事はありません。上の写真を見てもらうと最初のものは袖付の山の部分の縫い目が少し溝になっているのがわかりますね。

これは、袖付で通常の縫い目よりも少しだけ厚くミシンをかけることもあって、毛の根元を縫い込むことで溝が深くなりやすいのです。

これを仕上げると下のような状態になります。汚い、深い溝が80%くらい消えています。この技術は残念ながら、私のところでしか今現在も仕上げることができません。 (さらに…)