ブログ再開

もう、どのくらい更新をしていないのか忘れてしまうほど長期に渡ってお休みをさせていただいておりました。にも関わらず、毎日アクセス数は変わらずに続いており、ダイレクトで入って頂いている読者の方や、Google等から入っていらっしゃる読者の方、本当にありがとうございます。

四月で、ようやく三年以上お待たせしてきたお客様のものが終わり、あとは、デザインが決まらずに、仕掛ることができないもの等、まだまだ仕掛らなければならないものはたくさんありますが、昨年決定したもの以外や、デザイン未決定のもの以外は一応一区切りという状態になりました。

最後に仕上げたものは薄いピンクのアーミンのコートでした。本当に、長期に渡りお待ちいただきましたが、仕上がりには本当に喜んでいただいて、長い間、仕掛れずに苦しんできたことも、ようやく報われたような気がいたします。

そして、長期間お待ち頂けたことを誇りにも思います。写真は正面からだとデザインが全部分ってしまいますので横からのものをアップします。

アーミンコート (さらに…)

島精機 SDS-ONEの問題点(その二)

以前、島精機 SDS-ONEの問題点という記事を書きましたが、このタイトルと同じ語句で検索されて、このブロクに入ってきてくださる方がたくさんいらっしゃいます。そんなこともあり、少し追記をしてみようと思います。

当時10年以上前のことですが、島精機SDS-ONEを購入時にはこの業務用コンピュータの性能と価格の安さに驚きました。私は東レのCADを解約して、このSDS-ONEに乗り換えたわけですが、今でも、これから書く事以外のアフターやフォローについては、申し分がないのです。誤解のないよう読んでください。

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10年前の島精機 SDS-ONEの現在の状態

ただ、ひとつ辛いのは、これだけPCの性能が上がった時代でも、10年前のPCを使って作業をしなければならないという不便さがあります。 (さらに…)

毛皮の褪色の直し方と島精機SDS-ONEの使い方

今日は前回の記事の島精機SDS-ONEのPassioneの独自の使いかたも含めて退色した毛皮の色を補色して、限りなくもとに近い状態に戻すときの色の構成を探す方法を少しだけ書いてみようと思います。以前書いた記事ではレスポールスタンダードというギターの退色と毛皮の退色が似ていることを書きましたが、今回は、その退職した毛皮の色を元に戻す方法を簡単に説明してみます。

以前は退色した赤を薄く補色することで元の色に戻そうとしていました。濃い色なら、それで近い色に戻っていましたが、薄い色になると、赤を単純に薄く補色しただけでは元にもどらないことに気付き、SDS-ONEのグラフィック機能のなかにモニターキャリブレーションがあり、そのカラーセンサー機能を使って色の構成と構成量のバランスを調べることにしました。

その後、その構成色に対して赤を強めにした色をモニターで確認し、 (さらに…)

島精機SDS-ONEの問題点

弊社アトリエでは島精機のSDS-ONEというCADとCGの専用機(コンピュータ)を入れていますが、今日はこの島精機のSDS-ONEの問題点について書いてみます。

島精機が作ってきたグラフィックコンピュータは10年前であれば、誰もが羨むような超ハイスペックな専用機でした。私も、もう25年以上も前にこの機械が欲しくて、ずっと展示会ごとに見続けてきていました。

おそらく、11年くらい、この機械を入れてから経つでしょうが、最近の一般のコンピュータの進歩はすばらしく、10年前くらいに登場したときには誰もが羨むような、グラフィック専用メモリーを装備して登場した、この機械ももう、すでにコンピュータとは言い難いような古いものになってきてしまいました。

私は、島精機の社長が30年くらい前から (さらに…)