いかにプロであっても

こんにちは。今日のタイトルは「いかにプロであっても」というタイトルです。

 

仕事をするうえで意識としてプロというのと、技術的にプロという側面があるような気がします。あくまで私個人が考えることですが。

私のところでも、どうしても毛皮加工のなかで自分が出来ずに他に依頼する部分があります。

その時に社長ご自身で私のところの加工をしてくれる時や、他の社員さんがやってくれる時というように様々です。

一般的に考えれば社長がやってくれるほうが高い技術力があると判断しがちです。しかし、残念ながらそうではないケースもあります。

何故かと言うと、どんなに技術力や知識・経験があっても、経営者はついコストパフォーマンスを考えてしまいがちになることがあります。従って、どんなに知識・経験という技術力があっても、コストを先に考えてしまうとどうしても、一番肝心な技術力を生かすことが出来なくなってしまいます。その結果あまり良いとは言えない仕上がりになってしまうことも時々ですがあります。

社員さんがやることを愚痴るように彼は細かいから、、、といいます。でもそれは仕事を出す側にとっては大事なことです。知識・経験が一緒であっても最後はその細かさというか注意深さというか、そんな部分がとても大事になります。その社員さんがやった仕事は素晴らしい仕上がりで、またやってもらいたいと思いました。

社長を差し置いて彼にやってもらってくださいとは言いずらいですが、本来であればそうしたいと思うところです。

このように、どんなに高い技術を持っていても、それだけでは高いクォリティは維持できません。時間やコストを無視はできませんが、最優先に何をもってくるかで商品の仕上がりは大きく変わります。

技術がどんなに高くてもプロであっても、肝心の気持ちがプロでなければ意味がないと感じます。

 

長澤祐一