バッグの型崩れを戻す

今日は、バッグの保管について書いてみます。

アトリエでも、すべてのものではありませんが、保管をうけたまわることがあります。例えば、お直しが発生して、そのままシーズンまで保管するというようなこともある訳です。

今日は、アトリエで作ったバッグが戻ってきた時に、当然、商品チェックをし、クリーニングをしてさらに、長期保管をする場合のことを書いてみます。

下の写真をみればすぐにわかると思いますが、バッグによっては形が崩れていないという条件が、とても大事なものもあります。

バッグ保管

お使いいただいている間に、どうしても形が崩れてしまい、本来の形に戻らない状態になってアトリエに来る場合も多く、そんなときにはクリーニングをして長期保管に入るときには、写真のように形のゆがみや癖を取れるように、お渡しする直前まで、このようにして、さらに箱にいれて保管しています。

毛皮なので、中の芯に直接アイロンや蒸気で熱を加えることができないので、このようにして保管しております。もちろん、全てのバッグではありませんが、形が崩れて本来の美しさを失っているような場合には、トライします。

ただ、長期でお預かりの場合に限るのです。理由は、一日二日で、この状態にしたからといって、すぐに型が戻るわけではないので、どうしても長期保管の場合のみになります。

お渡しするまえに、なかに詰めたものを取り出し、スチームで毛を起こして仕上げ、お渡しいたします。

今日のブログは少し短いですが、一般の方がご自分でも少し工夫すればできることなので、ご紹介してみました。バッグの形にもよりますが、参考になればと思います。

長澤祐一

 

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