【エリのジョイント編】Russian Sable Coat for heavy silvery

今日は前回に続いて、ロシアンセーブルの作りについて書いてみます。

最近のロシアンセーブルコートは、ほとんどが中国で作られているせいか、それとも、セーブルを作るための基本的な技術をもった技術者が少なくなったせいか、正確には解りませんが、毛の長さ、色、雰囲気を全ての接ぎ合わせ部分でチェックして綺麗に仕上げるというコートが、ほとんど見られなくなりました。

セーブルのテクニックとしては、私がいつも言っている、あたりまえのことをあたりまえにこなす、、、ということにもつながりますが、こんなことは基本中の基本なのです。しかし、今は価格も下落し、そして技術も下落したと言わざるを得ません。有名百貨店でさえも、今はシルバリーチップがこれだけ入ったものは見ることはできませんし、作りもほんとに雑なものばかりです。 (さらに…)