それぞれの業態がオンライン販売でぶつかり合うことの難しさと今やるべきこと

業態、すなわち作るところであったり、卸であったり小売りであったりと様々な業態があります。しかし、その大半の業態においてオンラインショッピングがあります。小売りだけではなく、卸や工場直販、、等様々なスタイルのなかでオンラインショップがあります。

難しいなと感じるのは、通常競合としている同業者であれば競争・競合は仕方ないのです。しかし、取引先であったり仕入れ先であったりするところも、最近では思いっきり競合になります。良い取引をしたいと思っているところでも、オンライン上では競合として強く争うことにもなります。当然、他社との違いを出すために記載する文言やキャッチフレーズのようなものも、一歩間違えれば相手を否定する結果にもつながります。

慎重に考え記載するのですが難しさを感じます。

 

以前は、このブログは毛皮のこと、例えば作りや原皮やクリーニング、リフォームのことを細かく書くことをやってきましたが、最近はオンラインショップを始めてからは、毛皮のことを書くというよりは、ショップまたはパショーネ、私達の考え方のようなものを伝える、そんなブログに最近はなっています。

オンラインショップを今年四月から立上げましたが、どうやって売上を上げるのか、どうやってお客様を増やすのか、、ということよりもどうやったらパショーネという会社のスタイルや考えかたを理解してもらうことが出来るだろうか?それだけに拘って書いてきました。

ある意味とても長い道のりですが、自分のなかではそれ以外に方法はないと決めています。商品をいくら他社のようにたくさんアップしても信頼関係は築けません。

オンラインという一方通行になりがちな場所で信頼を勝ち取るというのは大変なことですが、毛皮という高額であったり、分かりずらい商材であったり、手で触ったり見たりしないと解りにくい商材というハンディのある商材で、一番何が優先なのかと考えると信頼しかないなと、そこに辿り着きました。

今はそのことに集中し、Instagramにある画像やこのブログやオンラインショップで記載していることが事実であるということを証明していくしかないと考えています。 そして、このブログとともに、その証明をしていく大切な場所が川越のアトリエになります。商品、原皮、私達が作っているアトリエを見たいと思われる方は是非ご連絡くださいませ。     長澤祐一