毛皮コート(レットアウト)の型張り
今日はフルレットアウトしたコートの型張りの写真を載せてみようと思います。素材はロシアンセーブル・ヘビーシルバリー(Russian Sable Coat for heavy silvery)です。
一昨年、くらいに二点作ったうちの一点です。着丈は多分95~100cmくらいだったかと思います。セーブルの原皮、特にワイルドは傷が多く、傷を綺麗にロスなく抜いてレットアウトをするのですが、結構苦労します。 (さらに…)
今日はフルレットアウトしたコートの型張りの写真を載せてみようと思います。素材はロシアンセーブル・ヘビーシルバリー(Russian Sable Coat for heavy silvery)です。
一昨年、くらいに二点作ったうちの一点です。着丈は多分95~100cmくらいだったかと思います。セーブルの原皮、特にワイルドは傷が多く、傷を綺麗にロスなく抜いてレットアウトをするのですが、結構苦労します。 (さらに…)
今日は、昨年作ったセーブルコートの作りの一部分をテーマに書いてみます。素材は大変珍しいワイルド3番色のヘビーシルバリーです。青味があってとても綺麗ですね。
ワイルドセーブルの加工で難しい作業のなかのひとつがアゴの部分の黄色く毛の悪い部分をどう取り除くかです。ファームセーブルにはアゴの黄色い部分が少なく綺麗で、ワイルドは多いからです。
しかし、ただカットするだけなら簡単なのですが、写真のようにキャラクター(背筋の黒い部分)が浮き上がるように作らなければなりません。
ということは、接ぎ合わせる原皮の色、毛丈、雰囲気、すべてが綺麗に合わないとキャラクターが浮き上がるようには見えてこなく、原皮一本ごとに見えてしまいます。それでは、綺麗に見えないのです。 (さらに…)